クラビットは性感染症で認知されているクラミジアなど限らず肺炎、リンパ管・リンパ節炎、気管支炎など幅広く効果がある万能な薬です。そんな薬界のパイオニアであるクラビットを紹介していきたいと思います。

垂直感染とクラビットやマクロライド系抗生物質

性行為がきっかけとなって感染する、いわゆる性感染症にもさまざまな種類がありますが、性器クラミジア感染症という病気は、割と多くみられるものです。女性の場合、この性器クラミジア感染症にかかると、まずはありものの量が多くなり、下腹部痛や不正出血などの症状がみられることがあります。しかし、実は性器クラミジア感染症にかかったとしても、症状がそれほど顕著には出ないことも多く、放置してしまいがちな病気であるともいえます。性器クラミジア感染症については、もしも妊娠している女性の場合、赤ちゃんに対する垂直感染のおそれも考慮しなければなりません。垂直感染は、母体のほうにすでに感染していたクラミジアが、赤ちゃんが産道を通過するときに新たに感染してしまうというもので、免疫力がまだ十分に発達していない赤ちゃんの場合には、大人以上に感染症というのは危険なものです。そのため、妊娠した女性の場合には、妊娠初期の段階で感染症の検査を受けて、もしも感染している事実が発見されれば、はやめに治療をするというスタンスになります。性器クラミジア感染症を治療するのであれば、通常の場合、合成抗菌剤のクラビットや、マクロライド系の抗生物質などが使用されますが、妊娠中の場合には、胎児への影響も考慮する必要があるといえます。基本的には、妊婦であったとしても、投薬の必要性がリスクよりも上回る場合には、やはり投薬という選択になります。マクロライド系の抗生物質については、催奇形性との関連が認められないという報告もあるため、医師の指導のもとで適切な量を服用することになります。クラビットのほうは、確たる情報がないため、通常は妊娠中の女性には用いませんが、ケースによりけりといえるでしょう。