クラビットは性感染症で認知されているクラミジアなど限らず肺炎、リンパ管・リンパ節炎、気管支炎など幅広く効果がある万能な薬です。そんな薬界のパイオニアであるクラビットを紹介していきたいと思います。

イボは入院せず切除、尖圭コンジローマはクラビット

尖圭コンジローマはヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが原因で、性器や肛門周辺にイボができる性感染症です。HPVは非常に多くの種類があり、尖圭コンジローマの原因となるウイルスは良性型ですが、中には子宮頸がんの原因となる悪性型のHPVも存在しています。
ウイルスは皮膚に付着しただけでは感染しませんが、性行為などで粘膜に目に見えない小さな傷ができた状態になると、そこから侵入して感染します。そのため、皮膚や粘膜に傷が付き、そこにウイルスが付着すれば性行為に限らず感染する可能性もゼロではありません。出産時に母子感染する場合があるので、妊婦は事前に妊婦検診を受けることにより母子感染を防ぐことができます。
尖圭コンジローマによるイボは、軽い痛みやかゆみがある場合もありますが自覚症状がないことも多く、感染に気付かない場合もあります。しかしイボは放っておくと増殖を続け、さらにパートナーに感染させてしまう確率も高くなります。イボをなくすには外科手術を行って切除する必要がありますが、外科手術で原因となるウイルスを完全に取り除くことは困難なため、25%程度の人は3ヶ月以内に再発すると言われているので注意が必要です。手術は入院する必要がなく、その日のうちに帰宅できます。
治療薬としては、レボフロキサシン水和物を有効成分とするクラビットがあります。細菌を殺菌する薬で、尖圭コンジローマだけでなく様々な感染症に用いられています。従来の抗菌薬に比べて高い抗菌力が特長で、病巣への移行がスムーズなのと、飲み薬では治療の難しかった感染症にも良い効果を示すことがわかっています。副作用も少ないほうで、アレルギーにより抗菌薬を使えなかった人でも使用できる薬です。